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VDTとは、コンピューターを使用するための表示装置のことです。

現代では職場や家庭、子供の遊びにも浸透しています。VDTの普及は、目にとっては大きな出来事で、VDT症候群といわれる新しい病気が増加しています。

VDT症候群とは、VDTを使った長時間の作業により、目や体や心に影響のでる病気です。

目の症状では、眼精疲労や視力低下、目のかすみ、目の痛み、ドライアイ、めまいなどがあり、別名テクノストレス眼症とも呼ばれています。

体の症状 では肩がこる、首から肩・腕が痛む、だるいなどの症状がおこり、慢性的になると、背中の痛み、手指のしびれなどいろいろな症状に進展します。 また精神の症状 ではイライラ、不安感をまねいたり、抑うつ状態になったりします。

VDT症候群にならないために、ふだんから予防や対策につとめて、大切な目をいたわりましょう。

コンピュターを使用した作業中に、目に異常を感じたら、早めに眼科の医師の診断を受けましょう。

 

 

暑い日が続いています。いよいよプールの季節ですね。

プールを楽しんで戴くに際して、眼科医の立場から 以下のような注意点を挙げさせて戴きたいと思います。

プールの中で目を開けるのなら、ゴーグルをつけることが重要です。

プールから出た際ですが、通常のプールはちゃんと消毒ができていますから 特別洗眼する必要はありません。 もし水道水で目を洗う場合は、塩素で角膜が傷ついた目の表面の粘液が 洗い流されてしまうことを避けるため、最小限にする必要があります。

プールサイドに点眼薬を持って行かないようにしましょう。 (薬の変質、汚染のおそれがあります)

泳いたあと、目が充血していてもあわてずまず様子をみましょう。 (ウイルス性結膜炎ではないことも多いです)

目が充血していて目やにが出る日は、プールに入らないことが大切で、眼科受診をお勧めします。

楽しい夏を過ごせるよう、目のケアにご注意下さい。

 

 

花粉症(花粉性結膜炎)の患者さんは増加傾向にあり、最近では全国で約2,000万人いるといわれています。

原因としては、春先に発生するスギ花粉が有名ですが、この他、年間を通じていろんな植物の花粉が原因として挙げられます。

症状としては『かゆみ』が最も代表的なもので、『異物感』や『流涙』『目ヤニ』もよく見られる症状です。

花粉が目や鼻に入り込まないようにすることは花粉症の予防法として重要です。

メガネには多少の防塵作用はありますが、花粉症用に特別に作られたゴーグル状のものなどを使うとより効果的です。

何年もの間、花粉性結膜炎を繰り返している方の場合は、花粉が飛び始める少し前から、抗アレルギー点眼薬を予防の意味で使うことも有効です。

治療法はいろいろありますが、まず眼科専門医で適切な診察と正しい治療をお受けになることをお勧めします。

 

 

 

 

 


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